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活動の意義・国際法模擬裁判の魅力

 

国際法模擬裁判の大会に出場する、もしくはそれに向けて活動していくことに、どのようなメリットがあるかを紹介します!

 

国際法模擬裁判サークルのメリットを短くまとめると、「リサーチ力、英文読解力、リーガルマインド(法的思考・法的判断)、プレゼン力など、どの分野に進んでも役に立つ実務的な能力が身について、かけがえの無い仲間ができる!」ことです。 

 

 また、問題で扱われるテーマは国際社会においてホットでシリアスなものであることが多いので、国際問題を見る上で、「国際法の側面」という視点が皆さんの中に生まれることでしょう。物事を多角的に見るというのは大事なことですから、これ一つをとっても、有意義なことでしょう。

 

上にまとめたメリットをもっと詳しく見てみましょう!

○書面作成から

書面の作成は大量の文献を探し出してきて読むことから始まります。これから学問をやっていく上で重要になる「リサーチ力(Legal Research)」はここで養われます。図書館などで根気強く資料を探し、読み漁ることを学部一年からやっていれば、当然、授業で出されるレポートなどもやりやすくなります。また国際法は英語の資料がかなり多いのでいつの間にか英文読解力がつきます。法的三段論法もここで学ぶことができます。

 

○法廷での弁論から

法廷は、原告主弁論→被告主弁論→原告反論→被告再反論 と進みます。裁判官を相手にいかに自分の論証を納得させるかとう意味ではプレゼンの要素が強く、対戦相手との戦いであるという面から見れば相手の論を打ち崩すスポーツのようなものです。弁論時間は限られているので「過不足無く」論証することが求められます。これは法曹志望者はもちろん、卒業後どのような進路に進むのであれ重要なことです。また、英語で行う大会では、英語力が試されこととなります。

 

○「国際法」という科目

「国際法」は新司法試験のみならず、国家公務員総合職試験の選択科目の1つでもあります。選択科目ですが、ここで学んでおけば大分楽になるでしょう。外交関係に進みたい人はとくに国際法が重要です。模擬裁判は学部授業範囲とは異なる部分も多く、より専門的でもあります。高い目標意識を持つ部員が多いので、切磋琢磨しあえる仲間が必ず見つけられます。
※サークルではかなり細かいことを学んではいきますが、当サークルは新司法試験や国家公務員総合職試験のための勉強をサポートすることを目的とはしておりません。

 

○Legal Mindを身につける

 Legal Mind(法的思考・法的判断)は法曹を目指す者にとってはもちろん、法曹の道に進まずとも役に立ちます。コンプライアンスなどがよく叫ばれる時代です。法律的なものの見方を持っているということ自体が、重要なスキルであるといえるでしょう。国際法は国内法に比較すれば抜け目無く整備されているとはいえません。細かい文言の解釈も教科書を読めばほぼ一様に書いてあるというものではありません。さらに国際社会の状況の変化により、国際社会の均衡が様々に変化し、何が「秩序」なのかの判断も難しいものです。「法」の目的とするところである社会の安定や、法的三段論法をその手段として使うということは、本来国内法の勉強においても重要なのだと思いますが、自分で学部の勉強をすることではなかなか至りません。国際法を模擬裁判という形「使う」ことによりこれを体感することができます。「国際法模擬裁判」はLegal Mindを学ぶきっかけを与えてくれます。

 

○仲間

 大会までの道のりが険しいため、メンバー全員が一丸となって活動します。また、この模擬裁判大会に向けて活動している大学は全国にあります。大会後のレセプションで、お互いの健闘を称え合う彼らもまた模擬裁判仲間です。模擬裁判OB・OGは法曹や国家公務員、議員、その他様々な方面で活躍しています。ここで出会った仲間達は生涯の財産となるはずです。

 

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